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秋の夕暮れ [絵画]


フェルディナント・ホドラーという画家の「秋の夕暮れ」という作品です。

小学校の時、図工の教科書に載っていたこの絵はとても印象深く、ずっと記憶にありました。
毎年秋になると、この絵のことをおもいだすのですが、なんという名前の画家だったかすっかり忘れていたのです。
「えーと誰だっけ?」と思いながらも、でもそれほど重要なことでも無いので放っておきましたが、ようやく今年になって、ネットで調べればいいんだ!と思いつき、あっさりと見つかった次第で;

日が沈んだばかりの西の空、うすい紫色に染まった雲、落ち葉がところどころ積もったどこまでも続くようなまっすぐな道、一見、何の変哲も無いカレンダーか何かに使えそうな絵ですが、構図のバランスが良いせいか、とても安定感があり、そしてはりつめた気持ちも解きほぐしてくれるかのような安堵感ただよう絵だと思います。

ホドラーという人は苦難に満ちた人生だったようで、「死」や「夜」といった暗いイメージの、ムンクのような不気味な作品が多い一方で、この「秋の夕暮れ」や「トゥーン湖」のような爽やかな作品もあり、これらの作風を見ている限り、苦難な人生であったとしても不幸では無かったのではと考えられるのです。

秋も深まってきましたが、猛暑の影響で、こちらでは紅葉はまだのようです。
この絵のような穏やかさとはうらはらに、秋は仕事が忙しくて大変です;


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サニーデイ・サービス~マグリットの絵 [絵画]

すでに解散してしまったけれど、サニーデイ・サービスという3人組の日本のバンドがありました。
「はっぴいえんど」のようなフォーク調のロック、古きよき70年代へ回帰するような
アコースティックサウンドが特徴でした。

彼らの曲で96年発売のアルバム東京」の中に、「恋におちたら」という曲があります。
その中の1フレーズにこんな歌詞があります。

♪羽を広げた空を 切り取るような雲ひとつ ゆっくりと流れて 心を切り刻む♪
何の変哲も無い言葉の語呂合わせのような台詞で深い意味は無いかも知れません。
しかし自分が初めてこの曲を聴いたときに、とっさにある絵画がイメージできました。
それが、↓の絵画です。

ルネ・マグリットの「大家族」です。あまりにも有名なのでご存知の方もいるでしょう。
恐らくサニーデイはこの絵をイメージしたのではないかと思われます。
台詞に深い意味は無いのではと言いましたが、あえてこじつけるとすれば
心を切り刻む=不安定な心理状況 と、なるでしょうか。
なぜそんなふうに感じるかといえば、サビの部分の台詞で↓のように歌っています。

♪昼にはきっと君と 恋に落ちるはず  夜になると二人は 分かれるんだから    
恋する乙女のような  こんな晴れた日は  君を迎えに 君を迎えに行くよ ♪
考えすぎかも知れません(笑)、でも、当たらずとも遠からずでしょう。

ところで、このマグリットの「大家族」。何で「大家族」という題名?と思われるでしょう。
我々の頭の中は普通、絵が在って題名がある場合、その関連性を考える思考パターンになっていると思われます。
絵とテーマが難解であればあるほど、「この絵は何を意味しているんだろう?」と、なります。
しかしそれがマグリットの意図するところ、その思考パターンに陥らせるのが目的だからです。
恐らく誰もが初めてマグリットの絵を観たとき、その術中にはまってしまうでしょう。

東京

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